睡眠は身体の疲労を解消し、エネルギーを蓄えるための大切な時間です。
十分な睡眠をとることにより、身体が回復してきます。
しかし、睡眠が不十分の場合は血行が悪くなって、身体の回復がうまくできなくなります。
寝つきが悪かったり、朝早く目が覚めたり、眠りが浅くて十分眠った感じがしなかったりといった症状は、昼間の眠気、集中力の低下につながってきます。
長期間睡眠が不足する状態が続き、日中に精神や身体の不調を感じて、生活の質が低下するような状態は「不眠」とされます。
不眠が続くことで、倦怠感や慢性疲労、動悸や息切れ、頭痛やめまい、食欲不振、腰痛や肩こりなどの症状が現れることもあります。
また、精神的にもイライラしたり、落ち込みやすくなることが多くなって、意欲の低下なども招きます。
心身ともに健康な状態を保つためにも、不眠を解消して十分な睡眠を確保することが大切です。
不眠のタイプは、大きく次のようなタイプに分けられます。
●入眠困難な不眠症
寝つきが悪くてなかなか眠れなかったり、眠るまでに時間がかかったりする症状。
一度眠ってしまうと朝まで眠れることが多い。
●中途覚醒の不眠症
眠りが浅く、寝ている時に何度も目が覚め、眠れなくなってしまう症状
何度も目が覚めてしまうので充分に寝た気がしない状態。
●早朝覚醒の不眠症
朝早く目が覚めてしまって、そのまま眠れなくなってしまう症状
躁うつ病の方や高齢者に多い。
●熟眠障害の不眠症
睡眠は十分とっているのに、起きた時ににぐっすり眠った感じが得られない症状。
|