首は4~5㎏もある重い頭を支えている為、常に負荷がかかってとても疲れやすい部分です。
一般的な首のこりは、筋肉が疲労して血液循環が悪くなって生じることが多く、生活習慣とも関係しています。
首のこりや不調には様々な要因があり、どれか一つではなく複数の要因がある場合も多くあります。
【首のこりや不調の要因】
●首周辺の筋肉の疲労
首周りには多くの筋肉があり、重い頭を支えたり、腕を動かす為に使われ、疲労がたまりやすくなります。
肩や背中の筋肉の疲労が蓄積されることでも、首の筋肉に負担をかけて首のこりや不調につながります。
●骨格の歪み
骨格の歪みや関節の異常が筋肉の緊張を引き起こし、首のこりや不調を招きます。
●目の疲れ
目に疲労がたまると血液の循環が悪くなり、首こりの症状につながりやすくなります。
●内臓の疲労や病気
内臓の疲労によって、血液循環が悪化し筋肉の酸素が不足することで、首こりの症状が出やすくなります。
●冷えやストレス、睡眠不足
交感神経が優位になって血液の循環が悪くなり、筋肉の酸素不足で老廃物がたまり、筋肉が硬直して首こりの症状として現れます。
●長時間同じ姿勢での作業
長時間のパソコン作業やスマートフォンの使用など、無理な姿勢によって血液の循環が悪くなり、筋肉の酸素が不足して首こりにつながります。
通常、首の骨(頸椎)はゆるやかなカーブのある状態ですが、前傾の姿勢(猫背の姿勢)を長時間続けることで、首の骨がそのまま固定されてまっすぐの「ストレートネック」になり、首の負担が増してさらにコリができやすくなります。
首のコリがひどくなると、首の動脈を圧迫して、頭への血流が悪くなり、脳の酸素不足で頭痛やめまいにつながることもあります。
また、首周りの神経や血管の圧迫で、手のしびれなどにもつながる場合があります。
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